双極性障害の躁状態や軽躁状態では、急にエネルギーが湧いてくる時があります。
人に会いたくなる。
新しい予定を入れたくなる。
今なら何でもできそうに感じる。
その勢いでスケジュールを埋めていくと、最初は充実しているように感じます。
ただ、あとから急に体が重くなり、気分が落ち込み、何もできない状態になる場合があります。
躁状態の予定管理に不安がある方は、躁状態で予定を詰め込みすぎる前に読みたい考え方を確認しておくと、自分を守るヒントを得やすくなります。
躁状態では疲れる未来を想像しにくい
躁状態や軽躁状態の時は、普段より気分が高まりやすくなります。
動ける感覚が強くなり、人と会う予定、仕事、買い物、新しい活動をどんどん入れたくなる人もいます。
その時は楽しく感じるため、「これくらい大丈夫」「まだ動ける」と思いやすいです。
しかし、体力や集中力には限りがあります。
予定を詰め込めば、睡眠時間が減り、ひとりで休む時間も少なくなります。
人と会えば気を使い、移動すれば体力も使います。
その疲れが積み重なったあとに、強い落ち込みとして出る場合があります。
予定を入れた自分を責めるより、まずは「疲れるだけの量をこなしていた」と見直す視点が必要です。
連日の予定は誰にとっても負担になりやすい
双極性障害がある人は、気分が落ちた時に「また鬱転した」と自分を責めてしまう場合があります。
ただ、連日の予定は、双極性障害の有無に関係なく疲れやすいものです。
仕事のあとに毎日人と会う。
休みの日も外出で埋まっている。
睡眠時間を削って予定を消化する。
この状態が続けば、心も体も消耗します。
つまり、落ち込みの原因が病気だけとは限りません。
単純に予定量が多すぎて、体が休息を求めている場合もあります。
「自分はダメだ」と責める前に、予定の量、休息の少なさ、睡眠不足を確認してください。
自分のトリセツを作ると予定を止めやすくなる
躁状態の時に予定を止めるのは簡単ではありません。
気分が上がっている時ほど、自分では危険なサインに気づきにくいからです。
そのため、落ち着いている時に自分用のルールを作っておくと役立ちます。
たとえば、予定は2日連続までにする。
週に必ず何も入れない日を作る。
睡眠時間を削る予定は入れない。
テンションが高い時ほど即決しない。
このようなルールを先に決めておくと、勢いだけで予定を増やしそうになった時のブレーキになります。
大切なのは、気合いで止めるのではなく、元気な時の自分を疑える仕組みを持つ点です。
予定を減らすのは逃げではなく自己管理
予定を断る時に、申し訳なさを感じる人もいます。
しかし、予定を減らす判断は逃げではありません。
自分の体調を守るための自己管理です。
無理に人と会い続けて、あとから何日も動けなくなるなら、最初から余白を作った方が生活全体は安定しやすくなります。
人に会う予定だけでなく、仕事、SNS、買い物、新しい挑戦も同じです。
今の自分が本当に余裕を持って続けられる量なのか、一度立ち止まって確認する必要があります。
「できる気がする」と「続けられる」は別です。
躁状態では、この違いを見失いやすいからこそ、予定の入れ方に注意した方が安全です。
まとめ
躁状態や軽躁状態では、予定を増やしたくなる時があります。
人に会いたい、新しい活動を始めたい、もっと動ける気がする。
そう感じる日があっても不自然ではありません。
ただ、連日の予定は心身を消耗させます。
落ち込みが来た時に自分を責める前に、予定量や休息不足を見直してください。
落ち着いている時に、自分用の予定ルールを作っておくと、躁状態の勢いに流されにくくなります。
予定を減らす判断は、弱さではなく自分を守るための選択です。
元気な時ほど余白を残し、あとから大きく崩れない生活を意識していきましょう。
[1]: https://joekun.skr.jp/20240603post/ “躁状態での予定の詰め込みすぎに注意⚠️連日の予定は双極性障害じゃなくてもしんどい | ジョーくん OFFICIAL BLOG”